英語が話したい!(パート1)

by マット カーター

Translated from English by Hiko Ito.

 

 

"ほんとに英語が話したいんです、何か良いアドバイスは有りませんか?"私がユリエさんという二十歳の大学生と彼女の将来の教育について話している時に彼女がこう言いました。私は同じ質問を過去に何度も聞いています。そしてその事についていろいろと思考を巡らせて来ました。個人的に何人もの生徒がゼロから始めてほぼぺらぺらになるまで上達するのも見ています。ですから私はこの課題について幅広く話し合う事が出来るのです。まず問題なのは真実を指摘されたくない生徒が多いと言う事。英語を学びたいと言う思いがあっても学ぶ為の道のりを歩く覚悟が出来ていない人が多いと言う事です。

 

最初に問いかけなければならない質問は何を勉強するとかどういう風に勉強するとかと言う事ではなくて自分自身に対する質問です。長く、そして時には困難な道のりを歩く決心は出来ていますか? 目的地に着く為に必要な事を全てやる決意はありますか? あなたはこの道のりを楽しめる人ですか? そして困難な挑戦にもあきらめずに立ち向かって行けますか? 進行方向とあなたの持っている利点を認識出来ていますか? 道に迷った時はどうしたら良いか分かりますか? 最後までやりとうす意志は有りますか? もし自分の中でこういった質問にしっかりとした答えを出していなければすぐに道に迷ってしまいます。

 

ユリエさんは料理をするのが大好きでした。料理をするのが一番の趣味で料理のレッスンには沢山のお金を使いました。実際彼女は4年間毎週料理の講習を受けていました。彼女が料理を勉強するのにどれくらいの時間を使ったか一緒に計算して見たところ4年間(家での時間も含めて)で900時間近く使った事がわかりました。その間に彼女は卓越した(素人の)料理人になっていたのです。その次に彼女が英語を勉強するのにどれくらいの時間を費やしたか話し合ってみました。するとその時間はとても少ないことが分かりました。一つの言語に慣れる為には約4000時間その言葉を使うことが必要です。これは多大な時間です。10年も勉強しているのにまだ英語を喋るのに慣れませんと言う人がしばしばいます。しかし一週間に一時間とすると10年でも520時間にしかなりません。ですから彼らはまだまだ目標には程遠いのです。私はもう一度ユリエさんに聞いてみました"4000時間の旅に出る決意はありますか?"と。彼女は少し慎重に微笑んでから決意があると言いました。

 

 

若し私がその4000時間の旅の中であなたは恥ずかしい思いをしたり時にはむしゃくしゃしたり混乱したりす事もあるでしょう、そしてその道を歩くには過大な努力を確実に積み重ねる事が必要になりますよ、と言ってもやりたいと思いますか? その他に素晴しい報酬も有ります。例えば新しい友達、新しいアイディア、開けた世界視野、自分と文化に対する深い認識。でもそういった報酬は全てすぐに得られると言うものではありません。少しずつでも受け入れるつもりは有りますか? 4000時間の旅の間に辞めたくなる事もあるかも知れません、動機を疑う事もあるかもしれません、うんざりする事だってあるかもしれません。それを克服できますか? あなたは全体像を把握する視野を持っていますか? つまり道のりの上り下り自体が生涯の冒険でありそれによってより良い人間になれると言う事が理解出来ますか? 英会話を学ぶ事は学校の科目の範囲内だけには止まりません…それは新しい人生を築きあなた自身を永遠に変えることなのです。この事を毎日記憶にとどめておけますか?

 

ユリエさんは少し圧倒された感じでしたが笑顔を見せて出来ると思うと言いました。オーケー、じゃあもう一つだけとても重要な質問が有ります、楽しく学べますか? 彼女は質問の意味がはっきり分からなかった様なので別の言い方で言い換えてみました。もしあなたが料理をしている時に美味しく出来なかったり焦げたりしたら一生料理を諦めようと思いますか? もちろんそんな事は有りませんよね。失敗しても料理が好きならレッスンになります、腕を磨く過程の一つにすぎません。だからもう一度聞きます、楽しく学べますか? 言っている事が全く分からなくても笑顔で人との触れ合いを楽しめますか? 新しい単語を理解したり新しい言い回しを覚えた時にどきどき出来ますか? 外国語を習うのは楽しいんだと言う気持ちを自分の中で常に維持出来ますか? それが出来ればこの道のりを加速前進出来るんです。

 

卓越した庭師が花を植える前に土を下ごしらえする様に第二言語の英語を学ぶ生徒は自分達を下準備しなければなりません。ほとんどの英会話のプログラムにはこの要素が欠けている様に思えます。習いに来る生徒はこういった質問に全て答えたものだと仮定されてしまいますが実際そうではありません。まず自分から始めましょう、課題に取り掛かる前に適切な心構えと最後までやりとうす意志を持つ事を忘れないでください。パート2ではこの道のりを楽にする為のどんな道具を皆さんが持っているのかについて話し合って見たいと思います。

 

 

 

著者について。

マット‐カーターは1989年以来世界各国で第二言語としての英語を教えています。現在彼はハワイ島コナでユニバーサル‐イングリッシュ‐アカデミーと言う独特の休暇学習プログラムを所有経営しています。

 

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